町屋暮らしは如何どす?

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私は京都の町屋で生まれ育ちました。
(言い替えれば…貧乏長屋の小せがれ

それは物心ついた時点で既に古い建物でしたから…古い漫画や品物が好きな事に影響を与えてるのかも知れません


なので
町を歩いていると、豪邸への憧れと、京町屋への郷愁とで 建物を見てしまってるんですね



画像の町屋が入居募集されていまして、
こんな家に住むのもアリかなあ…って、現実性のない思いを楽しんだりします。

和室が四部屋
長屋ながら人気があるのか、この一軒のみ入居可能です。

1970年築で京町屋としてはすごく新しい…。この時期の新築はもう鉄骨だったり木造でもモルタル、サッシドアが普及していましたから、
あえての町屋建築となると建築費も割高だったのではないでしょうか。それは大家さんのこだわり?

私の育った家は当初水道が家中になく、玄関外横にお隣さんとの共同水道がありました。
家中にはこれまたお隣さんと共同の井戸がありました。(スイカを冷しましたよ)
そしてお釜や七輪(しちりん)で炊事してましたから、
今となっては築百年を軽く越しているでしょう

だからこの物件は私にとって、たかだか(?)43年前の古風な建物…ってところですかねえ

でもしっかり
格子窓、格子の玄関引き戸などツボを押さえていて素晴らしいのです。
同じ続き家でも改装時に玄関戸がサッシ製のものに替えられたりしてますが、
こちらは純然たる木製を維持しています。
(実は京都の町屋は取り壊しが進む傍ら、改修で木製格子戸のサッシ化がかなり進んでいます


そんな訳で
こちらに住めるというなら、かなり貴重な事だと思います。



いかがですか?
あなたも、かけがえのない人生のひとときをこちらで味わってみると云うのは?