横山漫画
●『汚れた勝負服』
1968年「ジョーカー」誌に発表された短編です
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競馬の騎手、村上は
その実力に反してこのところ極度な不振に見舞われていた
勝てないあまり馬主にも乗馬拒否され始めるしまつ。
力のある馬が村上が乗った時だけ大負けする事に疑問を感じた村上は
聴き込みで出馬前の馬に義弟の猛が馬の好物・角砂糖を食べさせていた事を知る。
次のレース前…調教師の協力を得て毒入り角砂糖の証拠をつかんだ。
猛は父親が経営する大厩舎を義兄の村上が後継ぎとなるのを恐れての事だった
村上は認めて反省する猛を許し、話は収まった
…がに見えてその実は ?
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大の競馬好きの横山先生…
その好きぶりの割には、作品の舞台にする事が少なかったようです。
それもまた作家としての選択眼だったのかも知れませんね。