真・サリーちゃんのお正月

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●サリーちゃんのお正月

魔法使いサリーを前回見直して気付きました。

前回の画像…2と3ですが
今回の2と3と見比べて下さい。

同じ場面ながら描き直されているのが判ります。

鉄人28号のカッパコミクスの描き直しが頭をよぎりますが
あの時は…付録サイズの連載を
本誌サイズに改変するため、また頁数の制約のため、大巾に手を加える事が行われましたね。

今回のサリーちゃんはそこまでの制約がなかったと思われるのですが、それでも手を加えなければいけない訳とは…?


この場面の雑誌発表時は本誌サイズなので、そのまま単行本に使えるはず…
なんですが
ここに雑誌ゆえの落とし穴…

漫画紙面の半分や1/4スペースを広告紙面に充てる事があり、単行本化にあたり
その部分を埋めるためにコマ配置と描き変えの加工手間が必要になるんですよね。


今でこそ
完全復刻たらなんたら言って、紙面構成を変える事なく発行され、風潮も変わって来ましたが当時のコミックス事情はそうではありませんでしたから…
(とはいえ、それはあくまでも引き老一個人の推測に過ぎません。他にも加筆事情があったのでしょうかね?)


※※※前回と今回の画像で、
どちらが雑誌発表時のものか判ります?


答えは今回のです。
コマが窮屈な感じがしますでしょう?


※※※サリーちゃん、コメットさん、仮面の忍者赤影ジャイアント・ロボ…
、漫画家生活の中で
忙しさがピークに近かったあの時期に
よくあれだけの目立たない仕事までこなせたものだと驚きです。


やはりいろんな意味で凄い!…かな