恐怖探偵局

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鳥連想~その4

鴉 梟という流れを受けて
今回は
『恐怖探偵局』「第一話 ミミズクの城」から画像貼りです

大鴉と大ミミズクの化身が長年の怨念の果てに対決するお話。
大鴉と大ミミズクの対決後、ミミズクの城が業火と共に瓦解する結末は
ウルトラQ「クモ男爵」を連想します。
『恐怖探偵局』が1963年で「クモ男爵」が1966年2月
ついでながら『怪奇大作戦』が1968
年です。


「ミミズクの城」は僅か二回で終了
第二話も二回で、計四回でシリーズ終了してしまいます。

作者の藤子不二雄A氏は『怪物くん』を始め作品傾向から、怪奇志向をお持ちと推察しますので
多くのエピソードを重ねて欲しかったです。

最終回は人形アニメの『シスコン王子』のコミカライズがA氏によってスタートしていますので、その関係で連載を終了したのかも知れません。
そもそも隻眼マスクの探偵長がどんな人物かも触れられていないのですから…。

もし『シスコン王子』がなくて『恐怖探偵局』が長期連載され、テレビ化でもされていれば日本の怪奇特撮史も変わっていたかも…とは、妄想に過ぎるでしょうか。



藤子不二雄A・作
月刊「少年」1963年9・10月号掲載