竜へのバトン(1)

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毎年初めにその年の干支を意識した日記を幾つか書いて来ました。

一昨年は、寅年で…
「ハリマオとはマレー語で虎の事である」のコピーが心に残る
「快傑ハリマオ」を取り上げ

昨年は兎年で
漫画「発明ソン太」の兎形の発明車、〔ソン太ラビット'63〕の画像貼り。

さて今年は辰年
何回かに渡って思いを巡らしたいですが、
まずは
横山光輝作品を考えると

作品名に竜(龍)が入るものといえば

●竜車の剣
●白竜剣士
●蛟竜
シードラゴン
●隻眼の竜
竜神伝説
等々

竜の字が付くキャラクターは数々ありますが、
一番に思い浮かぶのはこの人

村雨竜作」です。

横山作品では某大御所ほどスターシステムに関して論じられないものの
幾人かのキャラクターを抱え、作者によって最ももてはやされた存在が
村雨竜作なのです。

彼の活躍期は1950年代の初期作品から60年代初めまで…。なので68年の「地球ナンバーV7」での出演は当時でもカムバック感があり懐かしさいっぱいでした。

彼の役どころはギャングや刑事が多く、存在の重さで作品を脇から支える事を得意としました。

●魔剣烈剣●鉄人28号●四枚の女王(クイン)●少年ロケット部隊 ●夜光島魔人●パイロットジョー●ちびっこ天使●地球ナンバーV7
等多数の出演のほか
主演作もあります。

●「未来をのぞいた男」
(ギャングの村雨メフィスト博士と名乗る男に、タイムマシンによって一週間後に自分が刑事に撃ち殺される姿を見る。
この事態を逃れるため、村雨はなんとか未来を変えようとするのだが…。)

この作品
本文たった15頁の読み切りながら
再録のたびに表紙が書き直されるなど作者としても、

テーマや村雨のキャラがお気に入りだったことが伺われます。