漫画の台詞

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芸能誌…「平凡」や「明星」に掲載された漫画では

少年漫画と違うのが『台詞』です。

写植でなくて、作者の自筆文字で書かれていたのが特徴的でした。

絵のプロは字も下手じゃないんだなあ、って思うと同時に
人気作家の字が見れる貴重さ…。それとオーバーな様ですが、少年漫画の大きめの活字でないのが少し大人の世界を覗いたような気にもなりました。



漫画が多様化してない頃は
少年(児童)漫画と大人漫画の二極化で
大人漫画は自筆文字が普通でしたからね…芸能誌のストーリー物も同じ扱いだったのではないでしょうか。

自筆文字に加え、少年誌より紙質が良い。更に二色刷も魅力だし、内容も青年世代の鑑賞を意識して少年漫画とは一味違う…

そこには、
一つの枠世界がありました。
後の青年コミックへの助走とも言えましょうか…


※※※
なお
手書き文字だけで云うなら、中学生向けの学年誌もそうでしたね。