私が貧乏長家の小倅だった頃の
カレンダーは
年末行事的に「買う」ってイメージなんてなかったす…
町内にあるお米屋さんが毎年末に配ってくれたカレンダー。
厚紙に毎年図柄が、太った子供の土人形の写真。
下部に、日めくりっぽい薄手の紙に一月分の日にちが印刷されたものが12枚綴りになっていました。
食事しながら見上げては、その大きめの数字がはっきり見えないと、また漫画の読み過ぎ(描き過ぎ?)で視力が下がったかと気を病んでいたものです。
部屋の横面、押し入れの木製引き戸の上壁には
ねじ巻き式の振り子壁時計。
ボ~ン、ボ~ンと、時を知らせます。
隙間風も入る家でしたが、年がかわる頃には四方から除夜の鐘の音が聞こえて来ました。