松尾祭・船渡御

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京都、松尾大社の祭事・松尾祭が今年もおこなわれました。

松尾祭・神幸祭(通称・おいで)は…日曜日に合わせるため、年により日が同じとは限らないですが、今年は4月26日でした。


松尾大社ゆかりの、松尾七社の神輿(みこし)6基と唐櫃(からびつ)が大社に揃い、
御霊を移す神事をへて

「船渡御(ふなとぎょ)」
へと進みます。

分霊を受けた神輿と唐櫃は大社を出発し、
桂離宮の近く、桂大橋の西北へ到着。
ここから一基づつ舟で東岸へと桂川を渡ります。

担ぎ手さんたちが神輿を担いだまま川に入ります。持ち上げられた神輿と水面の空間に舟が中程まで進み入り、ゆっくり神輿が舟上に下ろされます。

神輿舟が川の東岸へ向かう一方、担ぎ手さん達も、別の舟に乗り込み神輿を向かえるべく対岸に移動します。
神輿の舟を動かすのが船頭さんの人力なのに対し、担ぎ手さん達の舟はエンジンで進む。…人には合理性がOKなのね。

先に神輿を乗せた時と同じ様に、
水に入った担ぎ手さん達が水面で神輿を担ぎ上げ、舟がスライドして下がります。
舟が離れたところで神輿は河原に進み、上がります。

上陸した神輿は橋の北側から南側へ河原を移動します。この時、橋の下を通りますが、橋上の通行(車も)が警官?によって一時的に止められ神輿通行上部のみ無人空間が作られます。神の上に人がいないようにとの措置です。

3は(橋から望む)南東部に進んだ神輿。

この後、画像でも見える広場(河原斎場)に6基の神輿が勢ぞろいします。
河原斎場祭という神事をへて
神輿と唐櫃は東へと進み、各御旅所へと向かいます。

御旅所で三週間の滞在を終えると
5月17日の松尾祭・還幸祭(通称・おかえり)にて
民のもとにおられた神も大社への帰路につきます。