むし
今日は
6月4日で…虫の日なのだそうです。
「虫」と言えば
昔は手塚漫画のトレードマークのように
「虫」の図案文字が使われていました。
A5ハードカバー主体の単行本時代には手塚漫画だぞ!!と、知らしめるように
背表紙には大きく「虫」マークが掲げられるのです。
それは各出版社に共通浸透したものでした。
集英社、鈴木出版、光文社、あかしや書房…
当時の単行本は今のコミックスほど大量に出回ってもいないので距離感がある上に
ハードカバーに綺麗な表紙絵と…華麗で豪華なきらめきを(私は)感じていました。
虫マークはその象徴の一つだったような気もします。
その後虫マークは
月刊「COM」やCOMコミックスにも引き継がれはしますが
やがて時代と共に見れなくなって行きます。
今の(…と言っても発行は随分前になりましたが)手塚治虫全集や単行本には見れなくなった虫マーク
虫マークは私が、本の体裁に魅力を感じた時期にシンクロしていたような気がしています。
現役編集者たちよ
本作りに取りこぼしはないか?