既出記事『怪奇大作戦~二つの殺人回路』(4/7)や『偽ナショナル・キッド』(3/12)で
テレビと漫画で内容の違いがある事を書きましたが
『少年ジェット』の「狂った画家」でも違いが見られます。
しかも、前二作と違い内容は多岐に渡ります。
争奪の対象がブラッド・ルビーと云うルビーを組み込んだネックレス…
対して、漫画では宝石が入った「オルゴール」…。
その持ち主も違います。
エピソード主役の
町須狂峯でさえ峯の文字が漫画では峰となっています。
もっと大きな違いは、
絵から抜け出た女性と最終対決をして話は収束し
直後にジェットが絵を切ると狂峯は息絶え…。
デビルは改心して日本を去ります。
ところが、
漫画では、絵を破って絵の女を封じたのはデビルで
狂峰は死ねこともなく、自画像にたましいを吹き込み、
自身の分身とも言える絵の狂峰にオルゴールを狙わせます。
デビルは日本警察に逮捕され、
狂峰は気がふれるのが漫画版の結末で…
もう、テレビとは、かなり別物感がありますね。
しかしながら別物感とはいえ…コミカライズであるナショナル・キッドや怪奇大作戦と違って
本作の場合はあくまでも漫画が『原作』である事を念のために記しておきます。
それと
いまだに、全エピソードの半分以下(1/3くらいでしょうか?)しか単行本化されていません。
少年ジェットの全貌を読みたい…私は長年願い続けて来ました。もう完全復刻は望めないのでしょうか…
さあ、リクエストの気持ちを声にして叫びましょう
う~、やぁ~
たァ~~~~ッ