王(キング)アラジン

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「サイボーグ」「神」の両単語からの連想は続きます…

●漫画『王(キング)アラジン』

少年画報連載・1961年
作・石森章太郎


■※
『ランプ』と『銃』のような物が南極で発見された。

ランプの様な機械を操作すると巨人が出現し、ランプの持ち主の指示に従う。
銃から発せられるのはエネルギー。巨人…王アラジンに力を与えるため『エネルギーガン』と呼ばれる。(人にも有効)

この大きな力を持つ2つの機械を悪人達が目をつけた。



※※※
ランプ(→操縦器)の争奪戦が話の核となるため
『石森版鉄人28号』という声もあるようです。
言われてみれば
主人公の名前が正一。
金田正太郎命名由来となった金田正一(元)投手と同じ名前でもあります。

その点から意図して描かれた可能性も考えられます。

■※巨人と闘うために巨大なロボットの身体が作られる…
※※※これは
ビッグXとハンス・エンゲルと重なります。時間軸順で言えば…

鉄人28号→王アラジン→ビッグX となる。

だが、そんな共通性は前座とばかりに
石森世界は牙をむくのです

■※操られるはずの巨人は語りだす…
太古の昔に飛来した巨人達ラビア星人が作ったロボットが今の人間だというのだ…。

しかも、今に至っては悪しき進化をした失敗作とみて抹殺する必要があるのだと…。

※※※1961年にして、このテーマを少年漫画に持ち込んだ事は大きいかと思います。

結末としては
百年の猶予を与えられるのですが…
(宇宙人による審判も後に手塚さんがW3とかで使いますね)

さてさて
再審査までの百年と云えば長いようですが
連載後…気が付けば早くも半分以上が過ぎてしまいました。
…映画「地球の静止する日」のクラートゥの忠告からは60年以上になります。



現状を見るに…人類抹殺は逃れえない様にも見えるのですが…執行者もラビア星人やW3の銀河連盟以外に沢山いそうだし
 
 
 
※※※
追伸
どうせ消滅するのなら、、、、、、「マーズ」にお願いしたい。