飛龍の怪傑 嵐龍太郎~竜からのバトン3+豹の眼を追いかけて3

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●竜からのバトン・3+●「豹の眼」を追いかけて・3


★漫画「飛龍の怪傑 嵐龍太郎」武内つなよし
「少年クラブ」1958~59年


画像1の左の少年が嵐龍太郎で、右が飛龍の怪傑です。
つまり…この作品は
初のダブル「龍」
加えてダブルシリーズタイトルになりました。


※さて!作品で特筆すべきは
主人公の龍太郎がマスクヒーロー「飛龍の怪傑」に変身するのではなく、別人であること。
このあたりは
「豹の眼」のモリーと正義のジャガーの関係に近いと思います。

そして第二部に入ると
「飛龍の怪傑」は姿を消し
嵐龍太郎自身が
変身!
マスクヒーロー「鞍馬童子」となります。
これは…「笹りんどう化」ですね。

ただし、武内さんのために申し上げておきたいのは
本作発表の方が、ドラマ「豹の眼」より早かったと云う事。

更にこの「鞍馬童子」は
空を飛び、刀や銃弾にも傷つかないスーパーヒーローなのです
しかも…しかも
その力を与えたのは、時代劇にあるまじき存在?…宇宙人なのであります


いやいやいや~
赤胴鈴之助」「少年ジェット」の作者であり、時代劇・SFに通じる氏ならではの
自由でおおらか、楽しい楽しい当時の少年漫画の王道だったのではないでしょうか…。