水戸黄門旅日記

呼び合う・と云いますか、、

昨日upの文中に挙げた番組名、『水戸黄門』(月形龍之介版)

mixiではその主題歌話をコメントで交わさせていただき、

すると今朝は
京都放送ラジオ『仁鶴の日曜思い出メロディー』で、その主題歌がかけられ、久し振りに聴く事が出来ました。

この三波春夫さんによる主題歌『水戸黄門旅日記』、私
2009/9/29にGREE日記としても感想を書いています。

牧歌的メロディーにのせてゆったり人生の旅を語るような歌詞。人の一生を鳥瞰図で見るような視点の大きさが感じられました。
一方のナショナル劇場版の主題歌は
当時の高度経済成長期の競争社会を色濃く受けて
《泣くのが嫌ならさあ歩け》
と、追い立てる、、、。

対照的に感じたものです。

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月形龍之介さんがテレビに出られたと云うのも凄い事かと思います。
テレビが電気紙芝居と言われ、映画界から低く見られた時期から少しは後かも知れませんが、それでも若手ならいざ知らず
大ベテランの大御所が白黒作品時代、30分番組で子供の時間帯でもあるテレビに出られるとは、、、。
『それからの武蔵』でもテレビ主演されていて、新しいものに柔軟な方だったのでしょうか。

旗本退屈男』のテレビ主演を演じられたのが中村竹弥さんで、
ある時、映画の退屈男の面々とすれ違う事があり、上から目線で嫌みの一つも言われたと云います。

月形さんの当たり役の水戸黄門が映画とテレビ両方の形で残されたのは良きかなと思います。
勿論他の方のバージョンが有ることも好ましいと思っています。

映画とテレビの両方で当たり役を演じられた例は他に
東千代之介さんの『佐々木小次郎』があります。

市川右太衛門さんも、随分後年に退屈男をテレビで演じられてはいます。



それでは『水戸黄門旅日記』を唄いながら今回は失礼致します。


風吹くままに花は散り 雲行くままに人は去る

世の移ろいを見るなれば
貧しき者も富む者も 同じ仮寝の露の宿

ああ、水戸黄門の夢遥か