閉店の鉄人28号

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閉店話繋がり…

30年から40年の間ほど前の話です。


その頃のわたくし引き老は、京都市内を自転車で通勤しておりまして
漫画や玩具・プラモに興味ある身ゆえ
時々通勤コースを変更してさまよったりするんですな。

そんなある日も、いつもとは違うコースで職場に向かっていて
道中、プラモデル屋さんを見掛けます。
いつもの癖?でふらりと店内に入ってみますと、
もう営業しておられないご様子で、
プラモデルの空き箱が雑多に見られるだけで御座います。

空き店番…と云いますか、店内にはお婆さんがおられます。
つと、その傍らにはごみ箱として使われてるらしき、プラモデルの空き箱のふたがひっくり返されて置かれています。

おやおやなんと云う事でしょう、
そのごみ箱、、鉄人28号の箱ではありませんか!
(我ながら裏向きの状態でよく気が付いたもんだ)

それでお願いしていただいたものが画像の箱ふたでございます。
お婆さんはあまり関わりたくないと云わんばかりに中のごみを払って箱を下さいました。

玄関正面右手にはショーウィンドーがあり
こちらは、小物の空き箱がやはり雑多な置かれ方でいろいろありましたが
ゴム動力で進む、水中鉄人28号の箱もありました。
こちらはさすがに断られました、、。


あたしはその後20余年前に引っ越ししましてね
そこから近くにある以前プラモデル店であったであろうお家の前をしばしば行き来するのですが
どうも昔、鉄人28号の箱をいただいたお店ではないかと思っちゃうんですね?

南北的位置では合ってるはずながら東西的には微妙に近いかと云うレベル。
一度寄り道しただけの走路なので同じ場所なのか記憶が定まらないんですね。


そんな思いで今日も前を通るので御座います。
いっそ、、店内から外を臨む景色が見れたらとよく思ったりします、、、さすれば
通勤時間を気にしながらペダルを駆る
自転車の、あの日の自分の姿が
見えるのではないか?

…なんて
、、それはないでしょうけど?
そやけどここは、『魔界都市・京都』!どす。
何が起こるか分かりまへんえ、、、。