戦記ブームの口絵

鉄人やアトムに影響を与えた口絵の存在きっかけで

2月9日から12日にかけて月刊誌の口絵を貼りましたが
あの時ついでに調べてみた事がありました。

あの時貼った様に様々な未来科学の世界を描いた口絵…
それが
いつ頃から戦記物の口絵に切り替わるのか?
以前から興味があってあの機会に調べてみたのです。

鉄人・アトムを連載する月刊「少年」誌では
1963年3月号の(画像1)が最初のようです。
(以後「少年」誌はもとより週刊誌レベルまで戦争戦記ブームは広がって行きます。)

イメージ 1



他の月刊誌ではそれより早い1962年に見られたり、
我が家の乏しい資料の中で一番先んじてるのが1961年の月刊「日の丸」誌でした。(画像2)

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「日の丸」誌の人気連載漫画『少年ロケット部隊』『ナンバー7』を
 部隊もの と、捉えると、
誌名の「日の丸」という意味合いに意図した追随で誌面を埋めると云う、、一本の線としての企画が浮かび上がって見えます。

読者である私達は団塊の世代、あるいは団塊の弟世代。
その親達は実際の戦争経験者でありかつ社会の中核に位置する世代になりましょうか。

その戦争経験者である親達が
戦記ブームや漫画に夢中になる我が子をどのような気持ちで見ていたのか凄く興味が湧きます。
そしてそのブームは何処から誰がもたらしたものか?!

ずっと疑惑に思っている事です。