鉄人のいない風景

鉄人28号の連載が終わり、
とある号の目次をふと見れば、
それは寂しい気持ちになってしまいます。

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大黒柱であった鉄人の名前が無いと云う事もありますが、加えて
連載陣の作品や作家構成、本数…どれを取っても全盛期の「少年」誌とは遠く及ばない…木枯らしが吹くがごとくに感じるのです。

江戸川乱歩武内つなよし桑田次郎堀江卓九里一平寺田ヒロオ赤塚不二夫、和知三平、前谷惟光白土三平
これら栄光の「少年」誌を彩って来たビッグネームは既に無い。

年齢的な一線後退例を除けば、残る多くが
既に週刊誌に流れ込む時代に入ったとも考えられます。

目次にある白土三平名は
この窮地を認識してか、新作の執筆が得られないならと、旧作の再録というある種奇抜な手でカンフル剤替わりに仕立てたのではあるまいか?
つまりゲスト的別枠な訳で…。
てことは
実質的執筆陣の巻末作品は『鉄腕アトム』になる??

この事からしても非常事態を感じ…
いよいよ月刊誌時代の終焉の足音がひたひたと聞こえて来そうな思いです。

※※※(アトムが巻末…確かにアニメによる上げ底人気が得られない時期に入ってますが、人気的順位と云うより後陣の守り的配置と思いたい)