狼の星座

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横山作品と馬…

『狼の星座』
週刊「少年マガジン」1975~'76



狼年と云えば狼の星座…ぢゃなくて
馬と云えば狼の星座…

主人公建作が、子供の頃より憧れた中国大陸に渡り、「馬賊」の大頭目に上り詰めるまでの一代大陸ロマンなのであります。
馬賊』だから馬に縁が大有りでしょ?


本作にはOVAジャイアント・ロボ』ファンにお馴染みの銀玲も登場します。
もっとも、ロボの銀鈴は『その名は101』の銀鈴かと思えますが。
どちらにせよ銀玲なるキャラクターは横山作品界において特異な存在…その誕生背景が深く気になるアカエイであります。


もう一点は
本作の第一回原稿を見た事があると云うご縁です。
当時…
東京へお出かけし…編集部へ見学としてお邪魔した時に見せてもらったんですね。
生原稿を見て印象に残ったのが、絵よりもコマを表すワク線でした。
枠線は、入門書等で「カラス口」と云う道具で引く印象があったのに、どうも違う…サインペン風に見えたんです。
筆記具の変換期が既に来ていたのか…
先生とは数回お話の機会に恵まれていますが、つい作品自体の話題をしてしまい、結局、枠線引きの道具については お訊きせずに終りました。


あと
馬賊」と云うくくりで
昔のテレビドラマ『夕日と拳銃』(工藤堅太郎主演)を思い出します。

『狼の星座』と『夕日と拳銃』…少し縁がありました。

『夕日と拳銃』の原作小説は実在の馬賊、伊達順之助をモデルにしています。
一方
『狼の星座』は
やはり実在の小日向白朗をモデルにしています。
…で
執筆にあたり先生自らその小日向氏に取材をされ、作中に伊達順之助氏を出演させているんです(画像3)
伊達氏と小日向氏の関係はどうだったのでしょうね…
年齢を調べてみると八歳違い。漫画に出てくるようなニアミスレベルだったのかも知れません



う…ん
少しだけ時代差のあるビッグな二人…
横山先生とあのお方は六歳違いだ