「消える魔球」の残像

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【消える魔球】…と云えば
私世代は「ちかいの魔球」で、少し後の世代で「巨人の星」でしょうか…

で、
この二作の間にひっそり存在したのが

●「0(ゼロ)の熱球」です。

作・やまと三郎
1966年週刊少年サンデー連載(二週のみ)

二作の間と言っても厳密には同じ年の少し早くに「巨人の星」が開始されてはいるのですが、魔球漫画化するのはずっと先…消える魔球は更に先なので、魔球としては二作の間でしょう。
むしろ「巨人の星」の消える魔球誕生は「ちかいの魔球」だけではなく本作の存在も加味されての事かも知れません。

さて、
作者のやまと三郎さんですが、…気になりません?この絵柄…

漫画作品のファンレターの宛先は作品の枠外に作家の実際の住まいが当時はまだ公表されていました。
なのに、この作者は編集部気付けとされ、事実上の覆面作家でした。
また、初回にサンデーの表紙や目次には作者の名前として、あろうことか「貝塚ひろし」と書かれています。
編集部も混乱している様が浮かんできそうですね。(3)

その正体は絵柄で安易に浮かぶと思いますが…
要因として、同じサンデー誌上に「死神博士」を連載していた事…、ライバル誌で「巨人の星」が始まった事などが考えられます。

て事は
本作の魔球の消える種明かしを梶原さんが読んでる、あるいは本人から聞いてる可能性も高いでしょうから…「ちかいの魔球」に加えて「巨人の星」の元ネタになったと云う要素はあり得ると思います。(更に他の作品も加わると私的には考えています)

え?
その消える秘密は?って…

うふふ…